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第三者承継とは?売り手目線の概要やメリットを解説

親族や社内に適任の後継者がいない――。
そんな中小企業の経営者の悩みに対して、近年注目されているのが「第三者承継」です。
本コラムでは、第三者承継の仕組みやメリット、押さえておきたい実務ポイントについて解説します。

第三者承継とは

  • 親族や社内の役員・従業員ではなく、外部の個人・法人に事業を引き継ぐ方法
  • 主な手法は「株式譲渡」または「事業譲渡」
    株式譲渡: 経営権ごと会社を譲る方法。
    事業譲渡: 一部の事業・資産のみを譲ることも可能。
  • 親族・社内で後継者が見つからない企業が、「廃業ではなく継続」を選ぶ手段

第三者承継のメリット

  • 事業の存続と雇用の維持ができる
    顧客・取引先・従業員との関係を維持したまま、事業継続が可能。
  • 経営者の持ち株や事業資産の「現金化」ができる
    長年の経営の成果を売却益として得ることが可能に。
  • 新たな成長機会を得ることがある
    承継先の資金力やノウハウにより、事業拡大の道が開ける可能性も。

経営者・人事が押さえておきたい3つのポイント

① 「誰に託すか」を慎重に選ぶ

価格だけでなく、企業文化や従業員との相性を重視したマッチングが重要です。

② 引き継ぐ対象範囲を明確にする

株式譲渡か事業譲渡かで引き継ぎ範囲が変わります。
契約・許認可・従業員の扱いなどを明確にしておくことがトラブル回避に。

③ 早めの準備と専門家の活用

財務・法務・労務の知見を要するプロセスです。
M&Aや事業承継支援の専門家と連携することで、スムーズな進行が図れます。

まとめ:未来を託す選択肢としての「第三者承継」

第三者承継は、単なる「売却」ではなく、事業の未来を託す経営判断です。
自社の価値や文化を理解し、次のステージへつなげてくれる相手を選ぶことが重要です。

親族・社内に後継者がいない場合も、廃業に追い込まれる前に選択肢を知っておくことが経営者の責任といえます。

👉 第三者承継とは?(PSR network)
👉 第三者承継の基礎知識(マネーフォワード)
👉 中小企業M&A実務ガイドライン(JMAP)

まとめ

事業承継は“次世代への経営バトンパス”です。
「第三者承継」という選択肢を知り、自社の未来像を描くところから始めてみませんか?

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